しばらくぶりのブログ更新です。 (〃⌒∇⌒)ゞ
怠けていたわけではなく、丸一週間仕事すらできず看病に追われていました。
そう、年中娘がノロウィルスに感染しちゃったんです…。(´Д`;)
一日半、嘔吐し続け、おさまった後も腹痛が続き食欲ゼロ。
やっと今週半ばに復活しました。長かった…。
年中娘がノロで嘔吐を繰り返していたちょうどそのとき、東京都ではこんな発表がありました。
サブタイトルは
『ノロウイルス等の感染性胃腸炎が警報基準を超えました』( ̄□ ̄;)
わが家は年中娘単独で終わり、今のところ私と小2娘は無事ですが、ノロウイルスの感染力はとにかく強い。一人感染すると一家全員やられるケースが多く見受けられます。一度感染すると、ウイルスは便などを通して2週間から1ヶ月間ぐらい排出され続けるとのこと、症状が治まったからといって油断できません。
今後しばらく猛威を振るいそうなので、手洗いとうがいで予防しつつ、万が一感染した場合の対処方法をしっかりと頭にインプットしておきたい!
というわけで、今回はノロに感染してしまった場合の消毒方法と、常備しておくと便利な消毒剤を紹介してみます。
※当方医療従事者ではありません。万が一記述に誤りがあった場合はご容赦願います。
【目次】
ノロってどんな病気?
ノロウイルスが口の中に入ることによって感染する感染性胃腸炎です。
晩秋から冬中盤(11月~1月ぐらい)にかけて流行します。
ノロウイルスは非常に感染力が強いばかりか、一度感染しても免疫がつかず何度でも感染する可能性があるという、とってもご迷惑なウイルスです。老若男女、誰でも何度でもかかる病気です。
ノロの症状
突然の激しい吐き気、そして嘔吐から始まります。
人によって症状の出方は違いますが、半日から丸1日嘔吐し続け、自然に回復していきます。1回の嘔吐で済む場合もあれば、わが家の年中娘のように1日以上嘔吐し続ける場合もあります。
小さいお子さんが感染した場合は、脱水に気をつけてあげる必要があります。場合によっては点滴や入院での処置が必要になります。
下痢を伴うこともありますが、多くの場合は比較的軽く済むようです。
また、38度ぐらいの熱が出ることもありますが、だいたい1日で下がります。
ノロが嘔吐メインなのに対し、ロタは下痢と発熱がメインになります。便が白くなるのがロタの特徴です。
流行の時期にも差があり、ロタはノロがおさまった頃、3月~5月にかけて流行します。
なお、ロタは1回感染すると体内に抗体ができるため、それ以降かかることはありません。なので、感染者のほとんどが0~5歳児です。また、任意でワクチン接種して予防することが可能です。
ノロの予防方法
原始的ですが、手洗いとうがい。これしかありません!
ウイルスが口に入るのを徹底的に防がなければなりません。
とは言っても、小さいお子さんはおもちゃを舐めたり、あちらこちら触った手を口に入れたりしますから、なかなか予防が難しい…というのが実情です。
感染者をケアする方法
吐いたらすぐには飲ませない!というのが正しいケアです。吐いた直後の水分補給はNGなんだとか。
飲ませるのは、吐き気が落ち着いてから…出来たら嘔吐後2~3時間経ってからが良いとされています。一気飲みではなく一口ぐらいずつです。
そうとは知らず、わが子、吐いては水をガブ飲みしていました…。(汗)だから嘔吐が止まらなかったのかもしれません。
ちなみに飲み物は、水よりも常温のスポーツドリンクや経口補水液(OS-1)が良いそうです。体内への吸収が良く脱水の予防になります。
経口補水液は手作りできるので、常備していない場合はその場でササッと作ってみましょう。果たして飲んでくれるかは分かりませんが…。
【材料】
- 水 500ml
- 塩 1.5g(小さじ3/10)
- 砂糖 20g(大さじ2と1/5)
- レモン果汁を加えても良い
病院に行くべき?
ゲロゲロな状態で病院に連れて行くのは辛いですね。本人もキツイと思います。
受診したところで、ノロに対する特効薬も抗生剤もないので、処方されるとしても吐き気止めの座薬と整腸剤ぐらいです。けれど嘔吐も便も止めてしまうとウイルスの排出ができなくなってしまうので、お薬は何も処方されないことが多いようです。
ですので、症状が出始めたら、無理して受診するよりも、まずは自宅で安静にして少しずつ水分補給しながら様子を見る方が良いでしょう。
ただし、以下の状態が続く場合は自己判断せず受診した方が良いです。ノロではなく別の病気かもしれません。
- 半日以上水分が取れず、脱水の危険がある
- 2~3日経っても症状が治まらない
- 38.5度以上の高熱が出る
- 腹痛がひどい
- 下痢が1週間以上続く
- ぐったりしている
嘔吐物はどうやって処理すればいい?
突然襲ってくる吐き気…。
大人ならすぐにトイレに駆け込むなどして大惨事は逃れられそうですが、子供の場合はそううまくは行きません。その場で嘔吐して周りを汚してしまうケースが大半だと思います。
この時の処置の仕方と素早さで、二次感染の拡大に大きな差が出てきます。
とは言っても感染力の強いノロ、嘔吐してしまった子の側にいたら、ほぼアウトです。
わが家の年中娘は保育園の園庭で一度嘔吐、お迎え時に室内でもう一度嘔吐。担任の先生が慣れた手つきで素早く処理したものの、まだ室内に残っていた園児7~8人のうち4人に感染してしまいました。恐ろしや。
ですので、嘔吐した人がいたら、とにかく離れる!そしてマスク着用!
嘔吐物の処理には、使い捨て手袋必須です。
ノロに効く消毒剤
ノロウイルスの消毒には次亜塩素酸ナトリウムが有効です。市販されているハイター、ブリーチ、ミルトンなどの主成分として使われています。濃度200ppm(0.02%)以上でウイルスを瞬殺できます。ただし、嘔吐物が付着したものには濃度1000ppm(0.1%)以上が効果的です。ちなみにハイターやブリーチの濃度は5%です
そのほか、濃度70%以上の高濃度アルコールも有効です。ノロウイルスを30秒で殺菌できます。高濃度でないと効果がないので、市販剤を使う場合は濃度チェックが必要です。ほとんどの市販剤はノロには効果ないそうです。
消毒剤ではありませんが、他の消毒方法として85度以上の温度で1分間以上加熱する煮沸消毒もノロウイルスの殺菌に有効です。また熱消毒も効果的で、スチームアイロンを高温で1分以上あてて殺菌するということもできます。
ここでは、家庭で簡単に作れる次亜塩素酸ナトリウムの消毒剤の作り方を紹介します。
消毒剤の作り方
濃度1000ppm(0.1%)次亜塩素酸ナトリウム溶液の作り方
嘔吐物が付いた物や床、服の消毒に使います。
500mlのペットボトルにキャップ2杯分の塩素(ハイター等)を入れ、水で満タンにすればできあがり。
濃度200ppm(0.02%)次亜塩素酸ナトリウム溶液の作り方
ウイルス除菌、消毒用に使います。
2Lのペットボトルにキャップ2杯分の塩素(ハイター等)を入れ、水で満タンにすればできあがり。
次亜塩素酸ナトリウムの消毒剤は家にあるもので簡単に作れますが、残念ながら作り置きには不向きです。時間が経つと効果が薄くなってしまいます。
かといって、嘔吐してから作っていては間に合いません。しかも小さな子が嘔吐した場合、顔や手をぬぐってあげたり着替えさせたりと、バタバタです。悠長に消毒液なんて作っていられませんし、そんなことしているうちにウイルスが拡散してしまいます。
しかもこの手作り消毒剤、塩素系なので消毒した箇所が漂白されてしまいます。臭いもキツイ。小さな子がいる環境ではあまり使いたくない消毒剤かもしれません。
そんな時に役に立つのが、市販の消毒剤です。
効果を保ちながら長期保存ができる。
消毒箇所が脱色することもなく、臭いも控えめ。
そして子供がいる環境でも安心して使える。
そんな常備しておきたい消毒剤ベスト3(※)を紹介します!
(※)あくまでも個人的見解です。
ノロウイルスに効果的な市販の消毒剤ベスト3
第1位 ノロライザ応急キット
わが家で使っているのがこのノロライザです。
ノロライザは、次亜塩素酸ナトリウム系でも高濃度アルコール系でもなく、植物抽出エキスが主原料の除菌剤です。ほんのりヒノキの香りがします。
植物由来なので、安心安全です。もちろん使用箇所の脱色や腐食もありません。
殺菌効力は、農林水産省受託検査機関にて検証済みです。
⇒ http://www.fieldscience.co.jp/pdf/noroliza01.pdf
セット内容
- ノロライザ・フォーム(300ml)
- ノロライザ・ガンスプレー(200ml)
- クリーニングセット(ペーパータオル、手袋、ビニール袋)2回分
応急キットには処理に必要な物が全て揃っているので、とっても便利です☆
ノロライザ・フォームは、嘔吐物から飛沫するウイルスや臭気を包み込んで拡散を防いでくれます。1本で約12回使えます。
ノロライザ・ガンスプレーは、嘔吐物除去後の床などの消毒や空間の除菌に使います。
いずれも単品購入もできますが、セットで常備しておくと素早く除菌処理ができるので重宝します。
使用期限の目安は、開封後2年です。
価格
- ノロライザ応急キット 4,500円(税別)
- ノロライザ・フォーム(300ml)単品 2,100円(税別)
- ノロライザ・ガンスプレー(200ml)単品 2,000円(税別)
第2位 ウィルバス
次亜塩素酸ナトリウムと純水だけで作られた除菌スプレーです。
塩素系ではありますが、特殊製法により、脱色や腐食の心配なく使用でき、また臭いもほとんどありません。
食品添加物殺菌料該当品なので、食品に直接使えるのはもちろん、万が一口に入ってしまっても害がありません。目に対する刺激もなく、手荒れ肌荒れも起こしにくい。人体に対する安全性を確保しています。
ウィルバス1000は、次亜塩素酸ナトリウム濃度1000ppmの商品で、嘔吐物などの汚物処理に適しています。
ウィルバス200は、次亜塩素酸ナトリウム濃度200ppmで、ノロウイルス等の殺菌に効果的です。
2年間保管でき、スプレー容器に移し替えてから3ヶ月以上使えます。もちろん希釈の必要はなく、そのままスプレーして使えます。
価格
- ウィルバス1000(500ml) 2,500円(税別)
- ウィルバス200(500ml) 1,200円(税別)
第3位 パストリーゼ77
アルコール濃度77%の高濃度アルコール除菌スプレー。
厚生労働省認可の食品添加物なので、口に入っても安心安全です。
ただし、アルコールなので、使用箇所に変色、溶解、亀裂、膨潤などが起きる可能性があるため、注意が必要です。アルコールに弱い素材には使えません。
保存期限は特にないようです。長~く使えそうですね。
価格
パストリーゼ77(500ml) 850円前後(税別)
以上、ノロウイルスを撃退できる消毒剤ベスト3でした!
いざという時に慌てないよう準備しておくと、安心ですね☆
まとめ
この時期は、こまめに手洗い&うがいをして感染予防に努めたいですね。ノロは何度でも感染する可能性がありますから、ホント油断できません。
普段からスプレーで空間除菌しておくのも、一つの手です。
個人的なお勧めは、やっぱり植物由来のノロライザ・ガンスプレー。しっかり除菌できるだけでなく、ヒノキの香りで癒やされますよ♪